ゴルフ道コラム

第12回 パットに形無し

更新日:2016/03/20

前回号でピックアップしました、欧州ツアーの「パース・インターナショナル」を観戦してきましたが、男子プロのスケールは半端ないですね。(笑)ダイナミックなドライバーからの精度の高いアイアンショット、超高度なスキルを求められるグリーン周りのアプローチと、どれをとってもスーパーショットの連続でアドレナリン出っ放しでした! 正直、練習場だと誰が上手いのかなんて分からないほど、僅差の世界での戦いだということが体感された方も多いのではないでしょうか。

そんなプロの世界でも最もと言っていいほど重視される”パッティング”に関してお話したいと思います。
ゴルフというスポーツ自体、他のスポーツと比べると体格差が影響しにくいものだと思いますが、その中でも特にグリーン周りのアプローチとパターは老若男女問わずのフィールド。一度身につけてしまえば相当長い期間武器になります。

私も体格にはお世辞にも恵まれているタイプではないこともあり、アプローチとパターはかなり拘っている方だと思います。この二つに共通していることは、”真剣に打っただけ上手くなる”ということです。以前の記事でもご紹介させていただいたこともありますが、自宅での練習がしやすいのも嬉しい点ですよね。

特にパターの握り方は自由です。今年の1月1日より、アンカリング禁止となって、体の一部を支点にしてのパッティングができなくなりましたが、まだまだ個性的なスタイルでプレイする方が多いのもパッティングです。

つい先日、PGAでは長尺パターからショートパターに切り替えたオージー・ゴルファー、アダム・スコットが優勝しましたね。彼は”クロウ・グリップ”と呼ばれるスタイルをベースに、試行錯誤しながらマイナーチェンジを繰り返し今のスタイルに辿り着いたそうです。長尺パターの使用が長かった方には大きな勇気を与えた瞬間だったことと思います。

日本では片山晋呉プロのパッティングは常に独創的です。私もいつも刺激をいただいていますが、クロー・グリップの左手と右手を逆にしたような”ふすまグリップ(仮)”なる握りで昨年最後の日本のメジャー大会「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を首位スタートしたことも記憶に新しいです。

日本ですと周りの目が気になってなかなか独特な握りを試すにも勇気がいりますが、そこは個性を重んじるオーストラリア。ご自身のフィーリングを生かしやすい握り方を思案され、プレイフィーの安い当地コースで試すのも楽しいと思いますよ!

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片山晋呉プロ考案の「ふすまグリップ(仮)」

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2連勝と波にのるアダム・スコットがベースにしているクロウ•グリップ。

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左手の延長戦でパッティングするイメージとなるアームロックスタイル。

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Otto
パースに引っ越して来た翌年の2009年から本格的にゴルフをスタート。現在のハンディは7.7。実はゴルフ自体よりクラブへの拘りの方が強いという話も。得意クラブは5番ウッド。Hartfield Country Clubメンバー。