ゴルフ道コラム

第24回 タイガー・ウッズ復活!?

更新日:2018/04/03

パースに来て以来初めて、丸2カ月ゴルフから離れて酷いことになってます。毎回風邪をひくと身体のバランスが崩れますが、今回はリズムも忘れてしまっていたようです。こんな中でレッスン的な事はとても書けないので、タイガーの復活について僕が勝手に思ってることを書きたいと思います。

プロやトップアマと呼ばれる人達に、タイガーの凄さを一般ゴルファーに分かる表現で例えると?と訊ねると、”タイガーと他のプロの差は、プロと一般ゴルファーよりあると思う”と言うような例えをする人がほとんどです。それくらいタイガーのレベルは世界一のアメリカ•ゴルフツアーでもずば抜けているということなのでしょう。

2017年の12月に自身の財団が主催しているHero World Challengeにて9カ月ぶりに復帰。前回が1年5カ月ツアーから離れて復帰した僅か2カ月程度での再度離脱だったこともあり、メディアもこぞって引退についても言及しました。今回が4度目の手術からの復帰となるタイガー。その手術と同じくらいスイングの大幅改造、師事するスイングコーチも変更してきています。

”もしタイガーがブッチ・ハーモン(現在も活躍しているコーチ)に師事し続けていたら、とっくにメジャー最多記録は塗り替えられていた”という人も少なくありません。

それでも彼がスイングを見直し続ける事に、僕はとても魅力を感じます。痛みやしびれが出にくいスイングに変更している要素も大きいとは思いますが、その中でもより強くなるための変化としたい想いは強く感じます。

世界一のレベルを維持するのに変化を厭わない。

彼がプロデビューした1996年から自身の身体の変化はもちろん、それと同じかそれ以上に道具の変化も著しく進んできました。それぞれに対応しきれずにプロが続けられていない人の方が圧倒的に多い中、今でもこうして多くの人の注目を集める魅力を放ち続けていることはほとんど奇跡。

彼の才能はもちろんでしょうが、それ以上にそういった才能がありながらも、変化を受け入れ続けている事が魅力につながっているのだと思っています。

神様は乗り越えられない試練は与えない、と良く言われますが、彼の怪我やメディアを騒がしてきた事もまた、彼の魅力を際立たせるスパイスのようにすら思わせる情報操作もさすがだと思います。笑 事実、そういった要素にもなっているとも感じます。

どん底からのカムバックが大好きなアメリカ。這い上がる意思があればいつでもチャンスはあるオーストラリア。

日本は一度レールを外れた人間に厳しい社会ですが、海の外にはいろんな考えがある。タイガーのように才能だけに頼らず、自分がプロとして仕事にしていることを心底愛し、人生の一部として楽しんでいる人がいる。

才能は真似できなくても、やっている事を愛し、楽しむ努力は誰にでも出来るではないかと、いろんな世界のトップランナーを見て感じます。

変化を魅力に変えてきたタイガー。
今年は4月のマスターズがますます楽しみになりました。

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Otto
パースに引っ越して来た翌年の2009年から本格的にゴルフをスタート。現在のハンディは7.7。実はゴルフ自体よりクラブへの拘りの方が強いという話も。得意クラブは5番ウッド。Hartfield Country Clubメンバー。