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美容第25回 オーストラリアで「学歴」と「仕事」はどう結びつくのか?

更新日:2018/05/25

大分弱まってきたとは言え、今でも日本は学歴主義が主流と言えます。ではオーストラリアでの大学卒業学位であるBachelor(バチェラー)はどのような意味を持つのかですが、専攻によっても異なります。

Accounting(会計)、Engineering(工学)、Nursing(看護)などは、それぞれの分野で仕事をする上で最低限必要な学位ともなりえます。もちろん、日本で言う専門学校卒であるDiploma(ディプロマ)学位でも仕事は出来ますが、会社内でマネージャー職を目指すなら少々厳しい学位となってしまいます。
Business(経済)系は、ほとんどのケースで管理職になるための学位と言えます。それゆえ、専門学校でBusinessを専攻して就職に活かす、という事は、一部の国や地域を除いてはあまり現実的ではありません。

それではDiplomaはBachelorより絶対的に弱い学位なのか、というと、そうではありません。例えばこれを読んでいる方でも専攻している方が多いであろうHospitality(ホスピタリティ)。中規模ホテルのマネージャーや、一流ホテルの料理長を目指すならDiplomaで十分ですし、Bachelorになるとむしろ”Overqualified(オーバークオリファイド)”と呼ばれる、学位が行き過ぎているという判断になってしまうこともあります。ポイントは、“それぞれの仕事や役割に必要な学位を持っているか”です。

オーストラリアでは大卒だから頭がいい、と考える人は日本ほど多くありません。大卒が必要な仕事に就きたいから行っているんだろう、と考える事が一般的です。学位がより適切な形で社会と繋がるツールとなっているとも言えますね。

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岡乙飛子
オーストラリアにてリクルーターとして約9年間、人種を問わず一万人以上の面接を実施。日豪共に人事の経験もあり、現在はGlimpse Recruitment、人材紹介・派遣部門マネージャー。