生活相談

美容第18回 ATO審査の準備はできていますか?

更新日:2017/03/21

Australian Taxation Office
(ATO)は、今後3年間でトップ1000の公開企業、および国際企業に対して合理性保証審査(Streamlined Assurance Review)を実施する予定です。
合理性保証審査とは、納税者が豪州における税務義務を遵守しているかどうかを判断するためにATOが実施する詳細なリスクレビューです。
これらのレビューの一環として、対象となった企業はATOより資料・情報の提出を28日以内に求められ、審査の後、懸念事項がある企業はATOの監査対象となります。

○ATOの審査対象は?
原則として、これまでATOのコンプライアンスレビューを受けておらず、今後4年間に何れかの課税年度所得が250百万ドル以上である公開企業、国際企業が対象になります。代表的な審査事項は以下となります(例)。

•探鉱関連費用の一括損金算入
•同一支配テスト(COT)、や同一事業テスト(SBT)の要件を満たすことを前提とした繰越欠損金の使用
•減価償却資産の使用開始時期、資産の構成、耐用年数(Division 40)
•セーフハーバー負債額を算定する際の、過小資本税制上の資産、負債の分類、評価
•連結納税グループへの参加、離脱計算
•豪州連結納税グループ、外国支店、外国支配企業間における取引

28日以内に提出を求められる資料・情報は、企業再編、資金調達、リース、国際バリューチェーンにおける商業的合意性の立証や、税務ガバナンス・リスク管理文書並びに税務ポジション文書を幅広く含みます。審査事項や提出書類は多岐に及びますので、詳細については税務専門家にご照会ください。

各エキスパートへの質問やこのコーナーへの感想はお気軽にこちらまでどうぞ!


プロフィール写真

竹中真一
世界で戦える会計プロを目指して資源の本場パースへの永住を決意。物事が上手くいかなくてもパースの空を眺めて好きなコーヒー飲めば大抵のことは忘れる楽天家。酒を飲むと肝心なこともよく忘れるのが難点。