生活相談

美容第24回 ノベーテッドリース(Novated Lease)による節税とは?

更新日:2018/04/04

節税という言葉自体が脱税と類義に扱われ、なかなか表現が難しいご時世ですが、オーストラリアで一般的に認められている節税方法であるノベーテッドリースを解説します。
ノベーテッドリースとは、主に社用車で適用されることが多く、雇用主、従業員、ファイナンス会社の三者間で締結され、従業員は給与天引きでリース料を支払う契約です。多くの企業でエグゼクティブを対象に採用されており、利用者は3万人を超えると言われます。

リース料支払い完了後の車両は従業員の所有物となり、従業員にとっては以下のメリットがあります。また、雇用主もリース料やサービス料を負担せずに従業員にベネフィットを与えることが可能となります。

▲雇用主がGSTを還付請求でき、車両購入価格が実質10%安くなる
▲雇用主契約により、リース・メンテナンス費用の割引が受けられる
▲リース料、サービス料などを、税引き前の給与から天引きすることにより、個人所得税の減額に繋がる

なお、リース期間中の車両は雇用主の所有物ですので、フリンジベネフィット税(FBT)の対象となりますが、従業員が負担した燃料費などの年間維持費用や、従業員から雇用主への払い戻し金はFBT上の減税が認められます。
ノベーテッドリースを利用した場合の従業員の手取りの給与額を比較すると、20万ドルの所得で5万ドルの車両を3年リースしたケースで、年間6-7千ドル程度の節税効果があると言われます。節税効果は所得額によって異なりますので、本制度を検討される場合には、専門家に相談されることをお勧めします。

各エキスパートへの質問やこのコーナーへの感想はお気軽にこちらまでどうぞ!


プロフィール写真

竹中真一
世界で戦える会計プロを目指して資源の本場パースへの永住を決意。物事が上手くいかなくてもパースの空を眺めて好きなコーヒー飲めば大抵のことは忘れる楽天家。酒を飲むと肝心なこともよく忘れるのが難点。