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美容第30回  日本とオーストラリアの税金制度で一番違うポイントは何でしょうか? 

更新日:2019/03/24

今回のご質問について個人に係る税金に絞ってお答えしたいと思います。私が日本の税金の専門家では無いという点と、そもそも複雑な税制を二国間同士で比較するのは非常に難しいので、一概にお答えできないというのが答えになってしまいます。ただそのような中、明らかでかつ大きな違いは、相続税と贈与税が豪州には存在しない点です。

現在日本では相続税や贈与税が存在しており、節税対策として様々なアイディアが世に広まっています。また、国としても年配の方々が保有する預貯金を消費に回し経済を活性化することを目的として、暦年贈与や生前贈与の特例を設けています。一方、豪州においては1979年に贈与・相続税に関する法律が廃止されています。ここでご留意いただきたいのは、相続税や贈与税の節税目的で日本から資産を豪州に移すことについては日本の相続税や贈与税の制度が適用される可能性が高いので、専門家にお問い合わせください。

豪州での有名な節税対策としてネガティブギアリングと不動産キャピタルゲインの減免の組み合わせがありますが、日本においても不動産収入が赤字の場合は給与所得と相殺することもできますし、不動産売却所得についても一部免除規定などあり、似たような制度が存在しています。ネガティブギアリングと不動産キャピタルゲインの減免の組み合わせは非常に人気ですが、不動産価格が上がり続ける前提で非常に有効なため、近年の豪州での住宅価格の下落傾向は注視する必要があります。

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竹中真一
世界で戦える会計プロを目指して資源の本場パースへの永住を決意。物事が上手くいかなくてもパースの空を眺めて好きなコーヒー飲めば大抵のことは忘れる楽天家。酒を飲むと肝心なこともよく忘れるのが難点。