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VISA第31回  パートナービザの申請方法が大きく変わると耳にしましたが、本当ですか?

更新日:2019/12/10

確かにパートナービザ申請に関する変更の法案がオーストラリア連邦議会に可決されてから久しいですが、移民省は新しい制度をいつ開始するかは明言していません。

具体的な変更点についてですが、まずパートナービザを申請する場合、申請者本人とパートナー(スポンサー)両名の審査が行われます。パートナーの審査は本人の経歴や、ビザ申請者との関係が本物であるか等が問われます。新しいルールでもこの点は変わらないのですが、その順番が大きく変わり、先にパートナーの審査が通過後に申請者本人によるビザ申請が可能になります。

上記変更により、オーストラリア国内での申請に大きな影響があるだろうと言われています。というのも、現時点では最初に実施されるパートナー審査にかかる時間が発表されておらず、またこの審査期間中はまだパートナービザ自体の申請ができないため、間をつなぐブリッジングビザも発行されません。つまり、オーストラリア国内でビザを申請したい場合には、パートナーの審査が終わるまで他のビザで滞在する必要があります。

他のビザとして考えられるのは、観光、ワーキングホリデー、学生等ですが、いずれも「一時滞在」用のビザになりますので、永住を目的とするパートナービザのパートナー審査が出された状態で、一時滞在用のビザを申請することは大きなリスクであり、移民省から「一時滞在を目的とした本物の申請者ではない」と判断され、ビザが却下となることも考えられます。

今回の変更の背景には、近年オーストラリア国内で深刻化している、パートナーによるDV、幼児虐待、薬物犯罪等を未然に防ぐ目的があります。先述の通りいつから新しいルールが適用となるかは定かではありませんが、申請をお考えの方は移民エージェントへの早めの相談をおすすめします。

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Filippo Pellegrino
9年間にわたる国際教育で得た移民の知識を活かし、Migration Agentの資格を取得、2012年にModern Migration Australiaを設立。現在は企業、個人を問わず、西豪州を中心にビザコンサルタントとして活躍。