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VISA第23回 2018年3月導入のTSSビザについて

更新日:2018/05/25

2018年3月18日に457(通称ビジネス)ビザが正式に廃止され、新たに「Temporary Skill Shortage Visa」(以下、TSSビザ) が導入されました。
今回の記事では457ビザからの大きな変更点を改めてご紹介します。

①TSSビザは3種類
 (a)Short-Term stream STSOL 記載の職業が対象、ビザの有効期間は最長2年間
 (b)Medium-Term stream MTSOL記載の職業が対象、期間は最長4年間
 (c)Labour Agreement 雇用主とオーストラリア政府による特別契約

②Short-Term stream (2年のビザ) では
 オーストラリア国内にて1回限りビザ更新申請が可能

③Medium-Term stream (4年のビザ) では
 3年間の就労期間が経過した後、オーストラリア国内でのビザ更新申請及び永住ビザ申請が可能

④職業リストの改正により、以下3つのリストからの職業での申請であること
 (a)STSOL 短期職業リスト
 (b)MTSOL 中期職業リスト
 (c)Region Occupation List 地方にいる雇用主向けの特定の職業

⑤Caveatの導入
 Caveatとは特定の職業に対して、申請者の最低給与、スポンサー企業の事業規模などを設定する注意事項、条件のこと

⑥職務経験
 最低2年以上のフルタイムの職務経験が必須

⑦Training Levy
 これまで457ビザ制度でスポンサー企業の要件であったトレーニング・ベンチマークがトレーニング課税の支払いに置き換え

⑧移民省とATOについて
 移民省がタックスファイルナンバーからAustralian Taxation Officeの記録の照合を実施

⑨犯罪経歴証明書の提出
 過去10年間で1年以上滞在していた国の犯罪経歴証明提出の義務化

⑩英語力証明
 (a)Short-Term stream (2年のビザ) IELTS 5.0以上(各スコアが4.5以上)
 (b)Medium-Term stream (4年のビザ) IELTS 5.0以上(各スコアが5.0以上)

※上記の点はガイドラインであり、用件の審査基準の全てではありません。TSSビザの申請を考えている方は移民エージェント、移民弁護士まで相談ください。

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人見将太
東京の武蔵野市で生まれ、1歳の時にパースに移住。2013年マードック大学法学部卒業。2014年より移民コンサルタントとして活躍。現在は弁護士資格を取得し、法律事務所Corser&Corserに勤務。MARN番号1466642。