生活相談

VISA第24回 会社スポンサーによる永住権(ENS/RSMS)が認可となった後に、すぐに会社を辞めることはできますか?

更新日:2018/07/25

ENS/RSMSビザは両方とも申請に当たって雇用主と2年間の雇用契約を結ぶ必要があります。しかし、その2年間を終える前に雇用を終了したい場合、ENSビザ(Subclass 186)とRSMSビザ(Subclass 187)でルールが大幅に変わってきます。

<ENSビザの場合>
ENSビザ保持者の場合は、ビザ申請時に虚偽申告などの行為をしていない限り、その会社を退職してもビザがキャンセルされる確率は極めて低いです。ENSビザは申請をするには雇用主のノミネーションが必要ですが、ビザ発給後は追加条件のない永住権です。

<RSMSビザの場合>
地方都市限定の会社スポンサー永住権であるRSMSビザは、ENSビザと異なり、移民局は以下の理由でビザをキャンセルできます。
①ビザ発給後、またはオーストラリア国外からの申請の場合はオーストラリア入国後、速やかに(6ヶ月以内)ノミネーションを受けた職を開始しなかった場合
②就業開始後、正当な理由なく2年以内にノミネートされた職から離職する場合

RSMSビザ保持者がもし解雇、または会社の破産のような不可抗力な理由で雇用が終了してしまった場合、RSMSビザ保持者はその状況を防ぐための「Genuine Effort(必要な努力)」があったか、または正当な理由はあったかについて、移民局より釈明が求められます。
正当な理由があり、不可抗力によって雇用が終了したことを移民局に証明できれば、ビザはキャンセルされません。

各エキスパートへの質問やこのコーナーへの感想はお気軽にこちらまでどうぞ!


プロフィール写真

人見将太
東京の武蔵野市で生まれ、1歳の時にパースに移住。2013年マードック大学法学部卒業。2014年より移民コンサルタントとして活躍。現在は弁護士資格を取得し、法律事務所Corser&Corserに勤務。MARN番号1466642。